ドイツ40
ドイツ40とは
- ドイツ40とは、フランクフルト証券取引所(FSE)で取引されている、時価総額が大きく流動性の高い銘柄の大企業40社で構成される先物指数を参照したCFD銘柄になります。
- ドイツ40は、業績連動型の指数とされています。つまり、企業の配当金、キャピタルゲイン、その他の現金支出を株価に加味するということで、配当が考慮されることのない指数とは対照的となります。
- ユーロ50も配当が考慮されない指数であり、ドイツ40とは似た性質を持っています。
【おことわり】
『CFD銘柄大事典』に掲載する情報は、一般的な相場の傾向について解説しており、提供内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、『CFD銘柄大事典』は情報提供を目的としているため、実際に投資を行われる際には、本コンテンツの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定はお客様ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
『CFD銘柄大事典』の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。また、本コンテンツは2024年時点で作成した内容となるため、『CFD銘柄大事典』の内容は、予告なしに変更することがあります。
価格変動の要因
上昇要因
- 欧州圏随一の大国であるドイツを指す銘柄であり、経済規模が大きいため、欧州中央銀行(ECB)がインフレ見通しを下方修正したことなどの報道がある場合は上昇要因となります。
- ドイツと貿易で強い繋がりのある中国経済が回復すれば、ドイツ40の上昇要因となります。
- ドイツは製造業が強いという特徴があるため、天然ガスなどのエネルギー価格の下落はドイツ40の上昇要因となります。
下落要因
- 欧州経済の不安定さが露呈した場合、医薬・農薬大手の独メルクや医療機器のザルトリウスなどヘルスケア関連の銘柄が下落する傾向が強く、ドイツ40の下落要因となります。
- 欧州のみならず、ドイツ特有の経済指標においても、ドイツの悪化は欧州の悪化と直結しやすいため、悪化した内容となれば先行してドイツ40の下落基調が強くなる傾向があります。
- BMW、フォルクスワーゲン、バイエルなどは、世界各国への輸出に依存する傾向があるため、部品輸入のユーロ安よりも輸出のユーロ高の影響が大きければ、業績に悪影響を与えるため、下落要因となります。
他のCFD銘柄との連動性
米国D30との相関性がある
政治的リスク、地政学リスクがクローズアップされる場合は相関性は損なわれますが、基本的には米国D30との相関性が高い傾向にあります。
ユーロ50との相関性がある
ユーロ圏のメイン国であるドイツということもあり、ユーロ50とドイツ40は密接な関係にあることから、他の銘柄と比較して相関性は高い傾向にあります。
FXとの連動性
ユーロ/米ドルとの僅かな逆相関関係がある
ドイツという国の特性上、ユーロと相関、逆相関、どちらかに大きく偏るイメージがありますが、実際は僅かな逆相関があるのみで目立った関係性はありません。
ユーロ/豪ドルと緩やかな逆相関関係にある
ドル円を筆頭としたクロス円とは緩やかな相関関係がありますが、ユーロ/豪ドルとは緩やかな逆相関関係にあるのが特徴です。
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