CFDのロスカットと追証について

外貨ex CFDでは、お客様の取引の安全性の確保からロスカットと追証という2つの制度が用意されています。

ロスカット

ロスカットとは、お客様の損失を限定し、資金の大幅な減少を防ぎ、極力元手以上の損失が発生しないようシステマティックにポジションの決済を行う制度です。
ただし、急激な相場変動が生じた際等には元手以上の損失が発生し、証拠金に不足金が発生してしまうこともあります。

ポジションごとのロスカット

外貨ex CFDのロスカットは、相場状況などを加味して自動計算されるロスカット幅を用いて、新規約定時にポジションごとにロスカットレートが設定されます。
ロスカットレートを割り込んでしまった場合に、該当のポジションだけがロスカットされることになります。

ロスカット幅を広げる任意証拠金

外貨ex CFDのロスカットは、新規約定時にポジションごとのロスカットレートが自動で設定されます。
しかし、相場のボラティリティが拡大している(拡大すると予想される)場合などに、自動で設定されるロスカットレートよりもロスカットまでの幅を広げたい場合は、任意証拠金を設定することで実現できます。

追証

追証とは、相場変動による評価損失の拡大で、お客様の口座の時価評価総額が必要証拠金額を割り込んでしまった場合(証拠金維持率が100%を下回った場合)に、必要証拠金の不足分を差し入れていただく制度のことです。追証が解消されない場合は、強制決済が行われます。

口座ごとの追証判定

追証の判定は、CFDの各口座ごと別々に行われます。(CFD取引口座は、株価指数CFD取引口座、商品CFD取引口座、バラエティCFD取引口座の3つに分かれています。)

追証の判定時刻

追証の判定は、祝日を除く毎営業日の取引終了時点で建玉を保有しているお客様に対し実施されます。
※追証の判定は取引時間終了後、約1時間程度での完了を想定しています。

追証の判定条件と制限

判定時刻に口座の証拠金維持率が100%を下回っていると追証と判定され、すべての追証が解消されるまでの間、新規注文および振替出金が制限されます。

追証の解消方法

解消期限である追証発生日の翌営業日のAM3:00までに、以下いずれかの方法で追証を解消できます。

①追加証拠金額以上の入金をし解消

②追証が発生した口座の全ての建玉を決済し解消

  • ・翌営業日が祝祭日などで休場の場合は、休場明けの営業日のAM3:00までが解消期限となります。
  • ・入金及び建玉の決済をしてから追証が解消するまで10分ほど時間がかかります。
  • ・追証金額は、取引画面「口座状況照会」の「追加証拠金情報」にてご確認いただけます。

追証未解消による強制決済

解消期限までに、追証が解消していない場合は、追証が発生した口座の全建玉が強制的に決済されます。
強制決済時に取引時間外またはレートが有効でなかった銘柄については、強制決済待ちとなり、翌営業日の取引再開時に強制決済されます。

  • ・翌営業日が祝祭日などで休場の場合は、休場明けの取引再開時に強制決済されます。
  • ・強制決済待ちとなった場合、強制決済が完了するまで追加証拠金の解消とはなりません。
投資にかかる手数料等およびリスクについて
当社ホームページ記載の金融商品へのご投資には、商品ごとに所定の手数料等をご負担いただく場合があります。
各商品には価格の変動による損失が生じるおそれがあります。
また、店頭外国為替証拠金取引、店頭デリバティブ取引及び、店頭商品デリバティブ取引をお取引いただく場合は、当社所定の証拠金が必要となり、元本を超える損失が生じるおそれがあります。
なお、商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、当該商品等の「契約締結前交付書面」、「契約締結時交付書面」及び「目論見書」等をよくお読み頂き、それら内容をご理解の上、ご自身の判断と責任において、自己の計算によりお取引を行ってください。
当社の企業情報は、当社の本店、当社のホームページ及び日本商品先物取引協会のホームページ(https://www.nisshokyo.or.jp/index.html)で開示されています。

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