虎の巻3 「決済のタイミングを見極める」｜FX講座／外貨ex 虎の巻

上のチャートから問題です。これは、とある日に実際にあった相場の動きです。あなたは21時30分、赤丸の時点で「買い」のポジションを持っています。そして、現時点は青丸です。さて、どのような選択をすれば、もっとも利益を伸ばすことができたのでしょうか。チャートを見ながら選択してください。

Qすぐに利確か、伸びると読むか。もっとも利益を伸ばせた判断は？

答え

Cグンと伸びる！
10万ドル買い増し

2015年11月9日（月）のチャートでは 21時からさらに円安が進みました。

解説

上がるか、下がるか、停滞するか。
チャートには未来へのヒントがいくつも隠されています。

チャートは世界中のトレーダーの取引によって、刻一刻と変化し続けます。あるときは上がり続け、またあるときは暴落し、ときにはほとんど動かない、という日もあります。その動きにはさまざまな要因が絡んでいるので、完璧な予想は不可能ですが、値動きには一定の傾向があり、そのサインを読み解くことで、予想を立てることは可能です。今回のチャートでは、そのサインが2つありました。

Point1Wボトム（上昇サイン）
Point2長く伸びたヒゲ（反転サイン）

Wボトム。長く伸びたヒゲ。
複数のサインの発見が予想の手助けになります。

さて、今回の問題となった時点で、チャート内で気になるサインは直前に表れた「Wボトム」と「長く伸びたヒゲ」。これは、上昇、反転のサインとして良く知られたものです。ここではサインひとつひとつの解説は省きますが、ポイントは複数発見したということ。予想の手助けとなるサインは、さまざまな場面で発生します。しかし、サイン通りに動かず、逆に動いてしまう、ということもFXでは良くあること。そのため、ひとつのサインに固執することなく、複数のサインを探し、それらを総合して予想の材料をすることが大切です。

ワンポイントメモ

FXで重要なのは、勝率ではありません。利幅を伸ばし、利益を最大化することが、トータルでプラスになる近道です。大きなトレンドを掴むことが出来たら、トレーリングストップなどを使い、利益を最大化してみましょう。また、ストップロスは、トレードコストと割り切り、大きなチャンスを狙う事をお勧めします。

【虎の巻アドバイス】

相場にはサインがある。
チャート内に複数のサインがあれば
予想の有効な手助けに。

次回、虎の巻更新をお楽しみに！

サインはあくまで目安となり、チャートが逆方向に動くこともありますので、ご注意ください。

本記事は2016年7月31日に掲載されたもので、情報提供のみを目的としております。
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